WOHでは本年度「こども☆はぐくみファンド」の助成を受け、宮城・岩手・福島、被災地三県の「加害者家族の子ども」を対象とした支援に取り組みます。
「加害者家族」とは犯罪加害者だけでなく、交通事故の加害者、民事裁判の被告も含みます。刑事事件に限らず紛争解決の過程で、失業、転居、離婚など、事件が家族の生活に及ぶ影響は小さいとはいえず、犠牲を強いられるのは最も弱い（選択できない）立場に置かれる子どもたちです。
WOHではこれまでの加害者家族への伴走型支援をベースとして、加害者家族の子どもの環境調整を行います。
各専門家や子ども支援団体の皆様に、実態調査に伺うこともあるかと思いますが、ご協力の程、よろしくお願い致します。
そして犯罪が少ないこともあり、近県にもかかわらずネットワークが弱かった福島と岩手にも加害者家族支援の基盤を作りたいと考えています。報道が子どもの通う学校にまで及んだことから、犯罪加害者家族の子どもが学校を追い出される事態も起きています。罪もない子どもの将来が奪われることのないように、できる限りの支援が可能な基盤を構築していきたいと思っています。